【アンカリング効果】相手を思い込みで見ないほうが上手くいく

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心理学
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アンカリング効果とは何か

心理学には「アンカリング効果」という言葉がある。

船の錨(いかり=アンカー)と同じで、

人間は最初に聞いたことが基準となり、そこから見方は変わらなくなる

というものである。

相手を思い込みで見るべからず

たとえば、前任者から仕事を引き継ぐときに

〇〇社のAさんはイやなやつだよ

といった事前情報をもらうことがある。

もちろん前任者は親切心で言ってくれているし、自分も予習のつもりでそれを聞く。

しかし、アンカリング効果があるように

相手に対する悪いイメージは聞くべきではない

なぜなら

他の人から悪いイメージを聞いてしまうと、偏見や思い込みが自分の中で出来上がる

すると相手をもう

この人はいやなやつだ

という目で見てしまう。

人間は一度思い込んでしまうと、実際にそう見えてきてしまうものだ。

最初から悪い第一印象を持って対面するようなものである。

また、自分の中でいやな予想、悪い予想を立てて初対面に臨むのも同じである。

会う前から作られた悪いイメージは、自分の行動を変えてしまう。

相手を警戒したり、嫌ったりするような態度になるので、当然相手からも好かれない。

だから、もし引継ぎをしてもらうときは、基本情報のみにし、それ以上の情報収集はしないほうが良い。

予想するなら「いい予想」だけにしよう

逆に、ポジティブな話を聞いたり

きっといい人だろう

といい予想をすることは、人間関係にはプラスに作用する。

教育の場面でも、プラスのアンカリングを気にかけよう

この生徒は、全然やる気もないし、態度も悪いから何をさせてもダメだろう

この生徒はしゃべらないし、何を考えているかわからない

というようなネガティブな思い込みをしてしまうと、アンカリング効果でそのような生徒に見えてくる。

そうではなく、ポジティブに前向きに生徒を信じる気持ちで接することが大事である。

この生徒は、必ずやる気を出して取り組んでくれる

そんな気持ちで接していくと、不思議と生徒も応じてくれるものだ。

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