【進路指導】2019年 高校選びの最新基準

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進路指導

高校選びの際に気を付けたいことには、どのようなことがあるでしょうか。

ここでは、判断の基準となるいくつかの情報を紹介します。

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高校選択時に気を付けたいこと

設置学科・コース

高校には、普通科以外にも、特定の教科に重点を置いた学科や、自分で科目を選べる学科などいくつかの種類があります。

また、大学進学を念頭に学力別のコースを設けているところもあります。

地域の実情をしっかり調べ、子どもの適性や趣味にぴったり合う学科・コースを選ぶことが大切なポイントです。

普通科

中学と同じような教科で構成。進路選択の幅を広く持つことができる。

特定教科に特化した学科(外国語学科・理数科・国際科など)

特定の教科の授業数が多く、その教科の実力を伸ばせる。

総合学科

選択科目の幅が広く、自分で履修する科目を選ぶことができる。単位制の場合が多い。

専門学科

家政科、商業科、農業科、工業科など、職業に応じた専門知識や技術を学ぶことができる。

合格難易度の推移

行きたい高校を検討する場合、前年の難易度だけではなく、3~5年以内の合格点や偏差値の推移を見ておきたいものです。

学科の新設やカリキュラムの変更、そのほか新しい取り組みなどで注目された場合、難易度が急に上がることも多いようです。

どのような傾向にあるか、見極めておきましょう。

校風

勉強も部活もしっかり指導しているか、生徒の自主性を尊重するか、男子校か女子校か、伝統校か新設校かなどの要素によって、校風は大きく異なります。

子どもの性格や将来希望する進路などと照らし合わせて、慎重に判断しましょう。

進学条件

毎日通う場所になることから、

進学までの交通手段

所要時間

などは必ず調べておきましょう。

公共の交通機関を使う場合、渋滞や遅延の発生状況等も合わせてみておくとよいでしょう。

指導体制

例えば進学コースに進んだ場合、入学前から先取りの課題が出されたり、入学後はすぐに実力別にクラス分けされたりすることが多いです。

課題の量やクラス分けの方法、早朝や放課後の補修の有無、自習室の設置状況などもチェックの対象です。

部活・行事

高校では、より広い人間関係のもと、さまざまな体験を通して成長してほしいです。

授業以外の活動が盛んな学校かどうかもチェックしておくとよいでしょう。

修学旅行でどこにいくのか

クラスマッチ・体育祭の有無は

職場体験や遠足は何をするのか

などなど

また、海外研修やボランティア体験など、独自の活動を行っているかどうかも見ておくとよいでしょう。

学費

とくに私立高校の場合、入学金や授業料のほかにも様々な経費が必要になります。

年間にかかる費用と、国から支給される就学支援金の額を考え、条件に合う学校を選びましょう、

※就学支援金とは

高校の授業料を国が支援する制度。

年収約910万円以下の世帯が対象で、支給範囲は

年間11万8800円~29万7000円

世帯にではなく、学校支払われる。

進路実績

卒業後にどんな道に進みたいかで志望校選びは変わります。

進路指導の内容や、卒業生の進路をしっかり確認して、子どもの希望に合っているか検討しましょう。

大学進学を目指すなら、卒業生の進学先の大学名のほか、系列大学の有無や指定校推薦枠の数なども確認しておきましょう。

※指定校推薦って?

指定校推薦とは、私立大学が高校名を指定して、何名か推薦者を募集する制度のことです。

例えば

・〇〇高校には早稲田大学文学部の指定校推薦の枠が1名分ある

・〇〇高校には法政大学経済学部の指定校推薦の枠が2名分ある

といった感じです。

しかも、この指定校推薦という制度、推薦が決定した場合ほぼ100%合格します。

この”ほぼ”というのは、指定校推薦の場合、

小論文

面接

を課している学校があります。

私の今まで聞いた方で、不合格になった生徒は見たことがありません。

強いて不合格になる場合をあげるのであれば、推薦が決まったのに

面接に行かなかった

卒業までに事件を起こして、退学になってしまった

この2パターンです。

指定校推薦の基準

ずばり評定のみです。

評定・・・・中学校でいう通知表。各学校によって異なるが、10段階の学校が多い。

推薦で使用する評定は「高校1年~3年夏までの、評定平均」を基準としてみます。

つまり、

高校入学当初から高校3年生の夏までに、学校の定期テストで高い成績を残し続けてきた人

がとても有利な制度です。

私も、進路指導をしてきて多くの高校生を見てきていますが、間違いなく言えることは

評定が良ければ、絶対に指定校推薦を使った方がいい

ということです。

私立大学に限ってしまいますが、間違いなく一般の受験よりハイチャンスです。

奨学金という制度もありますので、高校選びの際はぜひ考えてみてほしいです。

 

 

公立・私立に関係なく、高校を選択するときには以上の項目は、必ず検討する必要があります。

これらの要素を確認したうえで、推薦入試を受けるか、一般入試にするかなど、受験の仕方を検討し、最終的な志望校を決めていきましょう。

気になることを確かめるには

さらに総合的な角度から判断していくことで、本当に納得できる選択ができます

資料を取り寄せる

まずは、学校が発表している情報を収集します。

私立の場合、6~7月頃には学校案内が配布されはじめ、ホームページの情報も更新されることが多いです。

とくに、学校案内は最新のものを必ず入手し、すみずみまで読み込みましょう。

電話・FAX・ウェブサイトなどから申し込むことで、ほとんどの学校では無料で送付してくれます。

学校案内には、過去問題の解答例や、学費についてなど、知りたい情報が多く掲載されています。

私立の場合、受験の申し込みをウェブサイト上で行うところも増えています。

確認のためにも、ホームページには一度アクセスしておきましょう。

説明会に出席する

早いところでは、6月下旬から学校説明会が開催されます。

ピークは7月~8月の夏休み期間と、10月~11月の秋にかけてです。

学校に直接出かけることで、設備面や先生たちの雰囲気、生徒の様子などの貴重な情報を体験できます。

質疑応答では、気になるところは直接たずねることもできるので、ぜひ出席しましょう。

学園祭や体育祭に出かける

学校の雰囲気をより具体的に知るには、学園祭や体育祭などの学校行事を見てみるのが一番。

特定の部活動が盛んで、子どもが興味を持っているなら、地区の大会を見に行くのもよいでしょう。

指導者の様子を見れば、その学校がどんなことに重点を置いているかが見えてくるでしょう。

口コミを聞く

実際に通っている先輩や、保護者、知り合いのOB・OGの方などからの口コミも貴重な情報源です。

できる範囲で収集しましょう。

 

以上のことから、納得のいく高校選びをしていきましょう。

今の時代、情報をいかに持っているかがとても大事です。

保護者様は、より有利に受験が戦えるように

先生は、生徒に合った学校をたくさんの選択肢から選べるように、特にたくさんの情報を持っていることが必要です。

それが信頼につながります。

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