先生の必須スキル!「傾聴」をホントの意味で身につけよう!

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コーチング

とにかく相手の話を聞くこと

傾聴

が大事です。

ただ、聴くだけではなく+αで実践していける内容をご紹介します。

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座る位置の効果

まず対話するときの座る位置・話す位置についてです。

真正面から向かい合うと、どうしても緊張感が高く、上下関係を意識せざるを得ない環境を作ってしまいます。

なので、対話するときは

角をはさんで座る

隣り合わせで座る

がいいとされています。

隣り合わせ・角をはさんで座ることで

「敵意がない」

という心理学での現れにもなります。

よくビジネスの交渉のシーンでは、真正面で話を進めていきます。

これは対立を表しますので、ビジネスのシーンではばっちりです。

しかし、生徒との対話のときは、図のように

隣り合わせで座ることを意識しましょう。

否定をしない

勉強つまんないんだよねーやる気でない

 

そうだよね、わかるよ。先生も勉強大っ嫌いだったよ

 

 

 

そうなんだ、先生でも勉強嫌いなんだね

 

 

 

もちろんそうだよ、誰にだって嫌いなものはあるからね

 

 

 

このように、相手の話を否定しないこと

それが信頼関係を作る上でとても大事です。

 

・・・・(この大人、何を言っても否定しないぞ)

 

と生徒が思ったときに、思いがけない本音が出てくることがあります。

 

 

先生、実は私やりたいと思うことがあって・・・

 

 

 

話を否定せず、肯定して聞いていれば相手も少しずつ心を開いてくれます。

生徒が自分なりに持っている考えを引き出すためには、

安全に話せる環境

何を言っても否定されない聴き方

が大事です。

聴くことの効果

話しやすい環境を作って、たくさん話してもらうようにすると、生徒のほうが勝手にしゃべって、勝手に気づいていきます。

生徒たちは自分で気づく力を持っています。

この「気づき」は、こちらが何か言い聞かせるより

相手の話を聴く中で起きています。

これがオートクラインです。

上の図がオートクラインの図です。

もともとは生物学の分野で使われている用語で、細胞が自ら発信した情報を自ら受信する過程オートクラインと言うそうです。

自分の内側にあった考えが、言葉にすることで気づかせてくれる

それオートクラインという現象です。

そして、聴くことで、相手の中で

自己肯定感が芽生える

ということがとても大きな意味があります。

相手の自己肯定感を大切に

 

先生、何かすっきりしました!

 

 

 

私も何かできるかも、ありがとうございます!

 

 

この感想は、こちらが一方的に話していたら起きない感情です。

先生に聴いてもらえたことで

自分のことを大切に思えてもらえた

自分は重要な存在だ

という肯定感が、否定しないで話を聴いていることで芽生えたのでしょう。

 

人前で話す方ならわかると思いますが、

あくびをする

眠そうにしている

と話す側もやる気出ませんよね。

それより

首を縦に振っている

メモを一生懸命取ってくれている

そんな姿は話す側もやる気が出ます、

「聴く」ことは、それだけ相手の背中を押す行為なのだと思います。

沈黙を大切に。相手を信じて待とう

相手の言いたいことに心を傾けて聴く。

これが傾聴です。

話を聴くときは相手の方を向く

目を見る

相手の話するスピード、トーンに合わせてあいづちを打つ

うなずく

否定しないで受け止める

相手が言った言葉を繰り返す

 

みなさんが日常で実践していることばかりだと思います。

普通の対話でごく自然にやっていることです。

その傾聴する中で、一番難しいのは沈黙のときです。

なんか気になる質問をしてしまったかな

やっぱり、何も考えてないじゃないか

そして、沈黙に耐えれなくなって、こちらから話を切り出してしまう。

沈黙している間にも、人は考えているものです。

相手が考えているスピードと自分のスピードは同じではない

と認識して、生徒たちの施行の時間を邪魔しないようにしたいですね。

まとめ

・傾聴するときは「対面にならないように」環境を整える。

・相手の「自己肯定感」をとにかく大切に。否定しないこと。

「生徒の中に答えがある」と信じて待つ。

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