質問してみよう! 相手に考えてもらうには「かたまり」を小さくしよう

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コーチング

困ったときに言ってしまいそうな質問

最近どう?

この質問されたらなんて答えますか。

まぁまぁですね

どうって言われても?何がかわかんないわ

そんな感じですよね。

とりあえずなんだかよくわからないので、なんだかよくわからない反応をしてしまうという方もいらっしゃるでしょう。

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「かたまり」が大きいと答えにくい

私たちは日常、大きな「かたまり」のままで漠然とした会話をしていることが意外と多いのではないのでしょうか。

 

勉強、がんばってね!

はい、がんばります

しっかりやれよ

はい、努力します

 

何を、どんなやり方で、どれくらいのレベルで、いつまでに

 

という具体的な話がないまま、お互いに理解し合った気になっています。

そのため、後になって誤解が生じるということも少なからず起きてしまいます。

例えば

勉強 → 科目もたくさんあるし、どれをやればいいんだ

となって、具体的な行動に結び付きにくいということがあります。

このように、かたまりが大きいまま質問をしてしまうと、相手は何を答えたらよいか、実際わからない場合があります。

 

たなか

将来、どうしたいの?

と言われても、「将来」というかたまりは大きいですし

「どうしたい?」というかたまりも非常に漠然としています。

質問をしているつもりでも、何を答えたらいいのかわからない「質問」も意外とあるのではないでしょうか。

かたまりをなるべくなくしていく

たなか

それで、あなたはどうしたらいいと思うの?

それがどうしたらいいかわからないんです

 

中学生の生徒が友人関係のことで悩んでいたそうです。

担任の先生は、質問をしながら話を聴きました。

 

たなか

まず〇〇さんとはどうしたいの?

〇〇さんの悪口を言ったことは誤解だってわかってほしいです

たなか

うん、そうか。

じゃあ誤解を解くために、〇〇さんに対しては何を伝えたらいいのかな?

私がちゃんと最後まで言わなかったから〇〇さんも怒っちゃったんだ

たなか

うん、具体的にはどんなこと伝えるの?

〇〇さんに私が声をかけなかったのは嫌いだからじゃない。

そういうつもりじゃなかった。でも、そう思ったのならごめんなさい

たなか

それは言えそう?

はい、言ってみます

たなか

いつだったら言えそう?

今日、この後電話します!

 

翌日、この問題は無事解決したそうです。

「わからない」といいながら、子どもたちはちゃんと自分で解決策を考えることができるのです。

チャンクダウン

この先生の質問は、大きな「かたまり(チャンクといいます)」を小さなかたまりにしていく

チャンクダウンという手法を使ったものです。

かたまりを細かく砕いていくというイメージですね。

漠然と

たなか

どうしたいの?

と質問していても、相手は

わからない

から抜け出せません。

対象を絞って考えてもらったり

例えば?

具体的に?

いつ?

と相手が取るべき行動を具体化できるようにしています。

焦点を絞って、具体的に話しているうちに、相手も自分が何をしたらいいのか気づいていくのです。

まとめ

・漠然とした質問ではなくて、より具体的な質問をすることで、「かたまり」を小さくしよう。

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