最近〇〇さんががんばってると思う。わたしは、その姿勢は好きです。
みなさんが嫌うかもですが、わたしは好きです。
君のおかげでわたしは、助かったよ!
言葉を伝える、感情を伝えるときに有効な手段があります。
Iメッセージ(アイメッセージ)とは
アイメッセージとは、自分の思いを相手に伝えるための表現技法です。
「わたしは~したほうがいいと思うよ」
というようにわたし(I)が主語
=I(アイ)メッセージ。
「Iメッセージ」は発信する人の素直な気持ちを伝える言い方です。
会話の主語を「わたし」に置き換えるだけなのです。
たったそれだけ、主語を「わたし」にするだけです。
主語をわたしにすることにより、自然に文章が自分の気持ちや感情を表現する会話文になってしまうのです。
コミュニケーションが苦手な人には効果大
会話の中で自分の気持ちを表現していくのは、とてつもなく難しく感じるかもしれません。
しかし、このIメッセージを使うことで、自分の気持ちをわかりやすく表現することができます。
なぜなら、Iメッセージは
相手を「評価」するニュアンスが含まれていないので、相手にとって
受け取りやすい伝え方なのです。
Iメッセージは、評価する側とされる側の上下関係ではなく、対等な関係のメッセージです。
教育場面における使用例
例えば、子どもが望ましくない行動をとったときに
今、こういったことするとお父さんは悲しい
そんなことされちゃうと、お母さんは困っちゃう
とIメッセージにすることで
子供は責められた感じが少なくなり、お母さん・お父さんの気持ちを素直に受け止めやすくなります。
さらに、子どもが望ましい行動をとってくれたときに
そうしてくれると、お母さんは助かっちゃう
自分からやってくれて、お父さんはうれしいな、ありがとう
とIメッセージで重ねると子どもの行動が喜びに変わります。
また、自分の気持ちを言う表現は感じたままの気持ちを大切にする(自分を大切にする)ことは
ことにつながります。
不思議なことに
「○○しなさい」で育てると
お母さん・お父さんがいないところではやらない子に育ち、
「○○できるとお母さんは嬉しいな」で育てると
お母さん・お父さんがいないところでもやる子に育ちやすいと言われています。
学校・塾での使用例
宿題をしてきてくれて先生はうれしいよ、この調子で次もがんばろう
すごい!成績が上がったね。〇〇さんの頑張りが先生はとっても嬉しいよ。
ポイントは
・生徒の自己肯定感を刺激すること
・Iメッセージを使いながら、前向きな言葉にすること
たったこれだけで、すごく信頼できる先生になります。
「自分」 がどう感じているのか相手にしっかり感情を伝えること。
この「アイメッセージ」は、教育シーンだけではなく、家族や友人間、恋人との会話でも
上手に使えば無用な争いや行き違いを避けることができる話法なのです。
※ただ、このIメッセージを乱用しすぎると、
自分本位なイメージがついてしまうこともありますので、やりすぎには要注意です。
まとめ
・会話の主語を「わたし」に置き換えるIメッセージを使う。
・Iメッセージにのせて、自分の感情を伝える。