どんな人にも「声かけ」が一番大事なんです。
承認欲求という言葉をご存知でしょうか。
人間は他者を認識する能力を身につけ、社会生活を営んでいくうちに、「誰かから認められたい」
という感情を抱くようになる場合が多い。この感情の総称を承認欲求という。
つまり
承認欲求とは他人から認められたいと願う感情のこと
だれでも感じたことがあると思います。
・SNSで「いいね!」をもらうと嬉しい。
・誰かに「かわいい・かっこいい」と思われたい。
いわゆる「かまってちゃん」は「承認欲求が異常に強い人」ということです。
逆に
承認欲求が強すぎる人は、何かしらのアピールをすることをやめられません。
身近な例としては、例えば次のようなものがあります。
- 自分が有名人と知り合いであることをアピールする
- ブランド品などの持ち物をさりげなく自慢する
- 過去の栄光など昔の話を繰り返す
求めているものは他者からの承認です。
自分自身と自分以外の何か権威のあるものを結びつけて、自分自身にも同じように価値があると認めて欲しいわけです。
それにより自分が特別な存在なんだと確認したいという心理です。
また、逆にいかに自分が不幸な境遇にいるかをアピールすることによって特別であろうとする
不幸自慢という手段が取られる場合もあります。
私たちコーチの立場の人間は
この「承認欲求」を理解し、利用することがコーチングにはとても重要です。
「最近よくがんばっているね、この調子で続けていこう」
「難しいかもしれないけど、頑張ってみよう」
のような
「相手を理解している」
「一緒にやっていっているんだ」
と感じられる言葉がけを意識していきましょう。
とても簡単な方法は
言葉の最後を「Let’s~の形、つまり ~しよう」にすること
言葉の最後を変えるだけで、相手は「私を見てくれている」、「ひとりじゃないんだ」と感じます。
× もっと頑張れよ
〇 少しずついっしょに頑張っていこう
たったこれだけです。
明日からの職場・学校でぜひ試してください。
口癖で「頑張れよ!」って言ってしまっていたら、少し言葉にする前に思いとどまっていただければ、うれしいです。
「頑張れ」ではなくて「頑張ろう」
明日から、少しだけ意識していきましょう。
ではでは。